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住宅見学会のチェックポイントは?物件をすみずみまで確認しよう!

2023.08.05 技術・性能

住宅見学会とは、住宅を購入する前に外観や設備、インテリアなどをチェックできるイベントのことです。
実際に住宅に足を運んで内部を見学すれば、間取りや写真資料だけでは分からない細かいポイントを把握できます。限られた時間の中でたくさんの情報を得るためにも、住宅見学会のコツを把握しておきましょう。
この記事では住宅見学会でチェックしたいポイントや事前の準備について解説していきます。

住宅見学会とはどういったもの?

住宅見学会には新築物件の完成見学会のほか、オーナー物件の見学会、構造見学会などがあります。まずは住宅見学会の種類ごとに、詳しい内容を見ていきましょう。

平家住宅の特徴
完成見学会とは
既に完成している新築物件を見学することを完成見学会と呼びます。引渡し前の住宅には家具が入っていないため、まっさらな状態の住宅をじっくりチェックすることが可能です。
モデルハウス見学会とは
モデルハウスで住宅見学会が行われることも多いものです。モデルハウスとは、住宅の購入を検討しているお客様向けに建てられた見学専用の住宅です。
中には、展示期間終了後に実際に購入できるモデルハウスもあります。
平家住宅の特徴
オーナー宅見学会とは
オーナー物件の見学会とは、既に住宅を購入した人が実際に暮らしている家を見学することです。既に住んでいる人のリアルな意見を聞けば、似た物件を購入する際の参考になります。
構造見学会とは
構造見学会は、建築中の住宅を見学できるイベントです。どんなポイントにこだわって住宅を作っているのかをすみずみまでチェックしたい方は、構造見学会にも足を運んでみましょう。

住宅見学会で必ず見ておくべきポイント

住宅見学会は自らの目で住宅の状態を確かめられる貴重な機会です。限られた時間の中でたくさんのポイントを確認し、住宅選びの参考にしましょう。
ここからは、住宅見学会のチェックポイントを紹介します。

ポイント1:住宅の広さ

間取り図だけでは部屋の広さはなかなかイメージしにくいものです。間取り図を見た限りでは広い印象を受けたにもかかわらず、実際の部屋を見たときに意外と狭く感じられるようなこともあるかもしれません。まずは現地を訪れ、実際の部屋の広さをしっかり確認しましょう。

住宅の広さ

購入を前向きに検討している物件なら、使う予定の家具や電化製品を問題なく設置できるかを確認しましょう。前もって寸法を測ったり搬入経路をチェックしたりしておけば安心です。

ポイント2:生活動線、家事動線

生活しやすい住宅か、家事の負担が少ないかといったポイントも必ず見ておきましょう。

例えば、移動の際に障害物を迂回するような間取りになっていると、スムーズに住宅内を移動できない可能性があります。小さな子どもや高齢者がいるのなら、トイレや玄関とリビングが近い方が便利です。
炊事や洗濯といった家事のしやすさは、実際に移動しながら確認するのがおすすめです。例えば洗濯機と洗濯物を干すスペースが近ければ、洗濯の家事が楽になります。また、キッチン周りの設備がコンパクトにまとまっていることも重要です。

ポイント3:日当たりや風通し

住宅見学会では日照や通風についても確認しておきたいものです。
南側に窓があり周辺が開けているのなら、日当たりは申し分ないでしょう。

日当たりや風通し

西に大きな窓があるという場合には、西日が当たって室内の温度が上がりやすいかもしれません。
もちろん、陽光の当たり方や風の通り方は季節や天候によって異なるため、正確に把握するのは難しいかもしれません。とはいえ、どの向きにどんなサイズの窓があるのかをチェックすれば、おおよその日当たりや風通しはイメージできます。

ポイント4:収納スペース

住宅見学会では、どこにどんなサイズ感の収納スペースがあるのかを見ておきましょう。
大容量の収納スペースがあれば、あれこれと荷物を置くことができ便利です。目安としては、床面積の2割程度の広さの収納スペースがあれば余裕を持って荷物を片付けられるといわれています。
どんな場所に収納スペースがあるのかを確認することも大切なポイントです。玄関近くにクローゼットや広いシューズボックスがあれば朝の準備がしやすくなります。また、食材をスムーズにしまえるパントリーや床下収納がキッチン周りにあれば便利に使えます。
どんな持ち物をどこにしまうかをイメージしながら住宅を見学してみましょう。

ポイント5:水回り

水回りとはキッチン、浴室、洗面所、トイレなど水を使う場所のことです。多くの住宅では水回りは1階に設置されますが、最近は2階にキッチンやトイレを設置する住宅も増えてきました。

水回り

水回りの動線が整っていない場合、浴室やトイレへの移動が負担になったり、家事の効率が悪くなったりすることがあります。また、水回りが狭く湿気が溜まりやすい状態になっていると、カビが発生するなど清潔感が損なわれるかもしれません。
水回りの動線に問題がないか、十分な広さがあるか、換気ができるかなど、さまざまなポイントを見ておきましょう。

ポイント6:住宅の外構

外構とは住宅の周囲に設置される設備の総称です。玄関の前に作られるアプローチのほか、門や塀、生け垣、ガレージやカーポートなども外構に含まれます。

住宅の外構

特に詳しくチェックしておきたいのは隣の住宅との境界線です。境界が明らかになっているか、どのように境界を区切っているかといった点を確認しておきましょう。
駐車場の広さは物件によって異なります。ガレージのサイズがギリギリだと、所有している車が入らないかもしれません。また、駐車場のセキュリティについても確認しておけば安心です。
意外と見落としやすいのが外構の水はけです。雨の日を狙って再度住宅の周辺を見学するなど工夫し、排水に問題がないか確かめておきましょう。

ポイント7:周辺の環境

住宅見学会で見ておきたいのは住宅そのものの状況だけではありません。せっかく現地に足を運んだ貴重な機会に、周辺の環境も見ておきましょう。
駅からの距離などの交通利便性に加え、周辺の商業施設や公共施設までの距離も確かめておきたいものです。ほかに、騒音や臭気がないか、周辺に気になる建物や施設がないかなどもチェックしましょう。

住宅見学会に出かける前の準備

住宅見学会に出かける前の準備

住宅見学会に足を運ぶときには、メモ帳と筆記用具を必ず持っていきましょう。部屋のサイズや構造、気付いたポイントなどを詳しくメモしておけばあとあと役立ちます。
また、住宅の間取り図や図面、周辺地図なども用意しておきましょう。見学時には、資料と実際の物件に目立った違いがないかを細かく見ていくことが重要です。
これに加えて、コンパクトなメジャーもあると便利です。見学時には住宅の寸法を測り、メモ帳や間取り図に記入しておきましょう。こうしておけば、所有している家具を問題なく設置できるかを確認できます。
デジカメやスマホで写真や動画を撮影しながら住宅を見学する方も多いものです。見学中に気になるポイントがあるときには撮影して記録しておくとよいでしょう。

まとめ

住宅見学会で確認したいポイントは数多くあります。事前にチェックリストを作るなどの工夫をすれば、気になる部分を詳しく確認できます。
せっかく住宅見学会に出かけるのなら、実際にその物件で生活する様子を詳しく想像してみるのがおすすめです。住宅見学会の貴重なひとときを、イベントの1つとして心ゆくまで楽しんでみてください。

今井産業株式会社は、住宅に関する幅広いご相談に応じております。どんな住宅を建てようかと悩んだときには、住まいのプロが多数在籍する今井産業までぜひお問い合わせください。